高原リゾートの長野県にある軽井沢町。
その軽井沢町を舞台とした漫画を紹介したいと思います。
- 01|軽井沢シンドローム
- 02|軽井沢シンドロームSPROUT
- 03|かるいざわ物語
- 04|ペンションライムで朝食を
- 05|まんがでイッキ読み! 浅見光彦名推理旅情SP
- 06|やじきた学園道中記II
- 07|雨と避暑地と軽井沢
- 08|燃えるV
- 09|薬師寺涼子の怪奇事件簿 霧の訪問者
軽井沢シンドローム
- 出版社 ぶんか社
- 著者 たがみよしひさ
- 連載年 1981年~1985年
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掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
軽井沢シンドロームは商品名の通り、80年代の軽井沢の地を舞台に若者たちが繰り広げる青春漫画です。
カメラマンの相沢耕平とイラストレーターの松沼純生は、会社を辞めたことでお金がなくなり、純生の姉の薫が住む軽井沢の別荘へ向かうことにした。
耕平と純生が軽井沢に着いて最初に会った女の子で薫の親友の津野田絵里にさっそくフラれてしまった純生。しかし耕平はというと、純生の姉の薫と関係をもち、自身が総長の暴走族「DEEP」と因縁をもつ暴走族「蟻(アント)」の元リーダー久遠寺紀子(ノン)ともいい感じになってしまう。DEEPの二代目総長・恩田二郎、喫茶店のマスター蓑輪貴成と妹のみるく、ノンの親友・木下久美子、吉沢まなみなど様々な登場人物が恋愛模様を繰り広げます。
主人公の耕平のトレードマークはミリタリーファッションと将来アメリカを横断するために買った愛車のぼろぼろのジープ。
作中にはフェラーリや2000GTなど高級車もたくさん登場します。
登場人物たちが乗っていた車やバイクは読者にとても影響を与えました。
作中内には軽井沢駅前周辺の地図の掲載もあり実在するお店もでてきています。
聖地巡礼をする読者もたくさんいたそうです。
全9巻で最終回を迎えたあと、後年2002年に続編が作成されました。
また本作は1985年にアニメ化もされています。
1988年には実写ドラマ化が予定されていましたが、撮影中に事故があり中止となったようです。
1988年にテレビ朝日・キティ・フィルムの共同製作で、テレビドラマの製作が進められていたが、放送に至らず製作中止となった。同年7月30日の撮影中に、俳優・スタッフの計7人が乗る自動車が事故を起こし、1人が死亡、他の6人も重軽傷を負う惨事となったことによる。この事故で、車を運転していた主演の堤大二郎は鼻骨・肋骨骨折、林家こぶ平(現・林家正蔵)は右足太ももを骨折している。その後の記者会見で、堤は「事故が起こった時点でも相沢耕平を演じ続けた」と発言している。
軽井沢シンドロームSPROUT
- 出版社 秋田書店
- 著者 たがみよしひさ
- 連載年 2002年~2006年
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掲載誌 ヤングチャンピオン
軽井沢シンドロームは商品名の通り、80年代の軽井沢の地を舞台に若者たちが繰り広げる青春漫画の続編。
『軽井沢シンドローム』の登場人物の子どもたち世代が活躍する続編になっています。
主人公は耕平の息子。『軽井沢シンドローム』では赤ちゃんだった薫平が主人公です。
父親と母親の性格を色濃く受けついている息子。
"軽シン"ファンのみなさま、当時を懐かしみながら続編を読んでみましょう。
かるいざわ物語
- 出版社 講談社
- 著者 そうだふみえ
- 発売年 1986年
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掲載誌 mimi
朝原家の別荘番の息子雅也とその別荘に住む財閥のお嬢様彩子。
ある夏の日、朝原家の主人が雅也に夏の間、彩子の遊び相手になってほしいと頼みました。
一方的に押し付けられ、女の子の遊び相手なんてできるのかと思っていた雅也でしたが、
彩子と虫取りなどをして遊んであげることにしました。
ですが、彩子はお嬢様なので、のどがかわいたけど水じゃ嫌など
わがままで気まぐれで。そんな態度に腹が立っていた雅也でしたが、
時折見せるおどろくほどみせる素直さに徐々に惹かれていくのでした。
時がたち高校生になった今も、軽井沢の別荘で別荘番と別荘のお嬢さんとして夏中を過ごす2人。
育った環境が違うために、おたがいを知れば知るほど、傷つけあってしまう2人の切ない恋愛物語を読んでみませんか。
ペンションライムで朝食を
- 出版社 小学館
- 著者 井上恵美子
- 発売年 2004年
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掲載誌 Judy
軽井沢のペンションを経営する新婚カップルの遥香と駿。
駿の両親がやっていたペンションを引き継いだ形で軽井沢にリニューアルオープンをしました。
ある日、ペンションに近くで結婚式を挙げる予定のカップルが宿泊しにやってきます。
式は二人だけだというので、そのカップルの結婚式に参列することにした遥香と駿。
その結婚式のリハーサル中に花嫁が連れ去られてしまいます。
しばらくペンションで待つという婚約者。
すると近所の豪華なホテルのレストランにいなくなった花嫁がとある男性と話してるところを目撃してしまい・・・
宿泊客それぞれの恋愛事情がつぎつぎと事件に発展するミステリー!
まんがでイッキ読み! 浅見光彦名推理旅情SP
- 出版社 ぶんか社
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著者 あさみさとる 花牟礼サキ 内田康夫
- 発売年 2017年
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掲載誌 ぶんか社コミックス
被害者の男性が、死に際に「ホトケノオデコ」という謎のメッセージを残して絶命した事件から始まります。
被害者の男は何かから逃げるように車道に飛び出してきたことが分かっています。
調べていくとその男は佐賀原商事の金庫番と言われていると男でした。
佐賀原商事とは投資詐欺で倒産した会社でした。
この男の事故死で20億近いお金の行方が分からないままとなってしまっていました。
その男のポケットに政界のフィクサーと呼ばれている大財閥の会長の妻の名刺が入っていました。
その名刺をもらったのが軽井沢だったということから、探偵・浅見光彦は軽井沢に調査に向かいます。
また、同じころ軽井沢の軽井沢大橋でも別の男の遺体が発見されます。
そこで待ち受ける政界の闇の権力者の正体とは・・!
やじきた学園道中記II
- 出版社 秋田書店
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著者 市東亮子
- 発売年 2011年
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掲載誌 プリンセスGOLD
腕っ節は天下一品、冷静沈着・篠北礼子と江戸っ子姉ご肌・矢島順子。
やじきたコンビが事件解決のために今度は長野の軽井沢の高校に転校!
シーズン1を読んでいなくても読める構成になっています。
2人のもとにかかってきた1本の電話。
それは、学校の講堂で自殺した1人の生徒からの電話でした。
幽霊からの電話だったのか・・・?
そんな中、社交ダンスが有名な学校のため、やじさんは社交ダンス部に入部することになり、
ケンカっ早いやじさんらしく、あれよあれよと、競技大会に出場する展開に。
キタさんはというと、バイトをこなしながら、学校の開かずの扉を調査するというハードスケジュール。
事件は解決するのか・・・?
シーズン2に関しては、全12巻で完結します。
『やじきた学園道中記』は『やじきた学園道中記 昭和仕立 八丁堀事始メ』、
『やじきた学園道中記2』、『やじきた学園道中記F』と続編が続いている漫画です。
ぜひシリーズ含めて読んでみてください。
雨と避暑地と軽井沢
- 出版社 ブックウォーカー
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著者 さえぐさじゅん
- 発売年 2021年
著者が実際に軽井沢旅行で体験した話を描いたコミックエッセイになっています。
かわいい表紙で思わず手に取ってしまいます。
涼しさを求めて軽井沢に来たものの、ドン晴れの真夏の気温。
湿度が低くてさらっとしてはいるものの、日差しは強く気温も高いのが軽井沢。
そんな中カフェで聖地巡礼をしつつ、泊まったホテルで出会った不思議な生き物ザトウムシのザトちゃんのお話など、
忘れられない旅の思い出のお話です。
燃えるV
- 出版社 小学館
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著者 島本和彦
- 連載年 1986年
- 掲載誌 少年サンデーコミックス
狭間恵の息子、主人公の狭間武偉は父親から父親の親友に預けられ育てられました。
父親の狭間恵はテニスプレーヤーで一文無しから出発するため10年前に親友に息子を預けたのでした。
その育ててくれた父の親友が亡くなり、息子の武偉は15歳となり一文無しのまま
父親と同じ道を進むと決め、軽井沢に旅立ったのです。
たどり着いた地軽井沢では、セクハラテニスコーチに指導を受けている生徒に助言をして助けたり、
暴走族の抗争に巻き込まれたり・・・
この漫画ジャンルはテニス漫画だが、作者もこの漫画はテニスをしていないと認めているそうです。笑
アニメ化等のメディア化はされておらず望んでいたファンはたくさんいたようです。
ストーリー構成自体は典型的なスポ根展開そのもので、主人公の成長、ライバルとの因縁、三角関係などの配置は、他の島本作品と比較して特異なものではない。作者自身、テニス経験はなく、この作品は失敗作だと現在でも断言しているが、表面的な不条理さとスポ根的テーマ性の同居は、のちの島本的スポーツ漫画のプロトタイプともいえ、むしろ現在でも[誰によって?]評価する向きは多い。 近年では、同じく破天荒なテニス描写で知られる『テニスの王子様』との関連で話題に上る事がある。
薬師寺涼子の怪奇事件簿 霧の訪問者
- 出版社 講談社
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著者 田中芳樹 垣野内成美
- 発売年 2009年
- 掲載誌 アフタヌーン
お涼こと美人の薬師寺涼子が部下を引っ張りまわして怪事件を解決していくストーリー。
アメリカ大富豪主催のパーティーに出席のため、真夏の軽井沢を訪れてた、薬師寺警視と部下の泉田警部補。
軽井沢につくやいなや事故にあい、屋敷は火事で燃えてしまう。そして監禁される泉田。軽井沢の休暇ではなく泉田くんの受難は続く‥。
作者はストレス発散のために書いたと公言しているらしい。笑
たしかに随所に荒業がみてとれます。
2008年には同作がアニメ化されています。
作者自身が「ストレス発散のために書いた」と公言している通り、荒唐無稽な展開と設定が特徴である。作品が生まれたきっかけとしては「田中先生と当時の担当者との間で『近頃の作品の名探偵は皆悪びれているタイプばかりなので、そうではない、犯人に対して情け容赦ない探偵役を主人公にした話を。人間相手では加減してしまうから、魑魅魍魎を相手にしよう』という話がなされたと聞いている」との趣旨で『魔境の女王陛下』の編集担当者がインタビューに答えている
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